STORYお式を挙げてくださった方たちのストーリー
成長を見守ってくれた
教会での挙式と
おもてなし披露宴
海のほど近く、瓦屋根の和洋折衷が美しい「カトリック大磯教会」。
まさしさんは、この教会に幼少の頃から通っていた。通勤、通学と大磯駅を利用することもあり、大磯迎賓舘もなじみの建物。
「夫や家族の思い出の詰まった教会で式を挙げるのは、私にとってもうれしいことでした」とちおりさん。
教会を決め、披露宴会場を決める際のポイントで外せなかったのは料理。「試食した大磯迎賓舘の料理が本当においしかった。私たちにとって、ゲストへのおもてなしで料理は外せないポイントなので。また、友人にはお料理がイタリアンは珍しいねと言われました」。
希望していた秋の日取りにちょうど空きがあり、大磯迎賓舘で披露宴を行うことがトントンと決まっていった。
とはいえ、最初の打ち合わせの時は、戸惑いも。「何を行うべきか明確にわからなくて。ただ、参列経験が豊富な友人たちも多く、私たちならではのオリジナリティ、列席いただくゲスト皆さんに楽しんでいただきたいな」と。プランナーと打ち合わせを重ねるごとに、「やりたいことが叶うと思えました。アイデアがなかったところから、やりたいことをどんどん引き出してもらった」。徐々に自分たちのオリジナリティのある披露宴が固まっていった。おふたりに共通するキーワード、「音楽」に行きついた。
「幼少のころからピアノを習っていたので、グランドピアノを会場に入れ、叔母との連弾を披露しました。グランドピアノが会場にちゃんと入るか心配だったのですが(笑)、無事、会場に搬入されると、ピアノの存在が私たちらしい良い雰囲気を作ってくれました」とまさしさん。
一方、ちおりさんは、「選曲で他界した父の大好きだった曲をいれました」。「曲が流れると、何も言わなくても父が一緒にいてくれるように思えました。きっと母も同じ想いだったのではないかな」。
打ち合わせの帰りに見た、ライトアップされた大磯迎賓舘の美しさに「二次会もここでやろうとなりました。移動がないことは楽ですし、気持ちに余裕が生まれました」。披露宴は厳かに、二次会は楽しくにぎやかに、とテーマを変え、ちおりさんからまさしさんへのサプライズ演出も。
「彼が男子校育ちなので、参加者全員でフォークダンスをサプライズで行いました」。ゲスト皆さんに参加いただき、思い出に残るようなものをと、会場にいるゲスト全員がフォークダンスで大いに盛り上がった。
今、準備をしていた当時を振り返り、「結婚情報誌を読むほどに、“こんなにやらなければいけないの?”と不安になることが多々ありました。会場の装飾やヘアメイクなど不安なことはプランナーさんに相談し、例えば、ヘアメイクリハーサルの前にカウンセリングの機会を設けていただくなど、ひとつずつ解決しました」とちおりさん。「準備の時間こそ夫婦初の共同作業だったと思います」とまさしさん。「二人で、“大丈夫?”“ありがとう”“ごめんね”の3つをキーワードに決め、話し合う時間を大切にしました。参列してくれた親戚、友人からもよい式だったと言っていただけたのが、大変うれしかったです」。
二次会で行われた、「ピッツァ入刀」。クローバーに焼き上げた、デザートピッツァをカットすると、ハート型のピッツァになるというもの。過去にお式を挙げた新郎新婦からのアイデアからスタート。薪窯のある大磯迎賓舘ならではの演出。
ヘアメイク担当とは、事前の美容ケアまで入念に打ち合わせ。「しっかり準備したので、当日、イメージどおりのヘアメイクに」とちおりさん。
二次会で行われた、「ピッツァ入刀」。クローバーに焼き上げた、デザートピッツァをカットすると、ハート型のピッツァになるというもの。過去にお式を挙げた新郎新婦からのアイデアからスタート。薪窯のある大磯迎賓舘ならではの演出。
ヘアメイク担当とは、事前の美容ケアまで入念に打ち合わせ。「しっかり準備したので、当日、イメージどおりのヘアメイクに」とちおりさん。
スペインとイタリアに新婚旅行後の現在のおふたり。本場のイタリアンにも大磯迎賓舘の料理は引けをとらないとお褒めの言葉が。
大切なゲストたちの
輪のなかで結婚式を挙げる
幸せを実感
「結婚式? え、今さらという照れと戸惑いでしょうか」。
スヤスヤ眠る愛息とともに柔和な笑顔のあきひろさんとあやさんに結婚式当時を振り返っていただいた。
出産前の結婚式を強く希望されたのは、あやさんのお母様。出産までにお式をと準備期間は2カ月しかなかった。お付き合いから10年、入籍して3年。おふたりとも仕事があり、出産を控え、「今さら」の想いをお母様がリードした。「結婚式に対して何がやりたい、といえるほどの強い思いはなかったのですが、ガーデンウェディング、貸切の一軒家のように開放的な空間、自分たちにぴったりな空間で挙げたいという思いはありました」
大磯在住のお母様が選んだのが大磯迎賓舘。勧められるがまま相談に訪れ国登録有形文化財である「旧舘」、緑があるガーデン、そして海が見える新舘のダイニングと案内され、邸内に趣きの異なる空間が共存していることに心が動かされた。「空間は自分たちにとって大切。結婚式の写真をいま見返すだけでも表情の異なるシーンがたくさん撮れてますよね」とあきひろさん。
そして、試食で口にした野菜に「衝撃を受けた」。
「私たちにとって野菜は大事なんです。特に祖父母に来てほしかったので、野菜が美味しいと喜んでもらえるな」とあやさん。
実家が神奈川県外のあきひろさん。「大磯のイメージといえば、ロングビーチくらい(笑)。ですが、海が見えるところが気に入りました。友人たちは車で圏央道を使い、思いのほか早かったと。駅からもすぐそばで、都会の電車の乗り換えを何度もするより楽だったかもしれない」。
陽が燦々とそそぎ、ガーデンの緑が一層鮮やかな夏の日。
正午の鐘の音とともにガーデンでの人前式がスタートした。「少し照れもあり、せっかく来てくれるのだから、こちらがおもてなししたいという気持ちがありました。ですが、両親、祖父母に弟や姉一家、親戚、友人たちが一堂に会して、祝福してもらえたことに感動しました」
式までの2カ月間、仕事で多忙だったため、1回ごとの打ち合わせを内容の濃いものにし、不安なことなどをプランナーに密に相談することで、準備を進めた。「アットホームだけれど、フォーマルさもあり、カジュアルになりすぎない、バランスが心地よかったです。温かな雰囲気のなか、この建物の雰囲気、スタッフの方の笑顔、綺麗なサーブなどがそうさせてくれたのかな、と。入籍して時間はたちましたが、結婚式を挙げてやはりよかったです」。
現在は3人家族に。「レストランを訪れると、あのときと同じスタッフの方の笑顔があり、うれしくなります」。