由緒ただしき国の宝、文化財としての価値
1912年(大正元年)、貿易商の別荘として建築されたこの建物は、久しく「三角屋敷」と呼ばれ親しまれてきました。
その美しさはさることながら、日本の木材で建てられた「国内最古のツーバイフォー住宅」として歴史的価値が高く、平成24年2月23日には国登録有形文化財に登録。ニコライ堂をはじめ当時のヨーロッパ建築に見られるスタイルで、切妻造ストレートぶき、左右の屋根にドーマー窓(※)、左右対象のサンルームが特徴です。
- (※)ドーマー窓:屋根裏や吹き抜けへの明り採り・外気導入を目的に小さな切妻屋根を張り出した窓。
垂直に設置して雨水が入らないように工夫されています。